屋上緑化で快適な暮らし!?建物や人々に与えるメリット

2020年1月31日

屋上緑化で快適な暮らし!?建物や人々に与えるメリット


夏の日差しや冬の寒さから建物を守る

屋上緑化は、地球温暖化に伴う猛暑や冬の寒さから建物を守ってくれます。夏は日差しを防いで、都市部に多いヒートアイランド現象を抑えますが、これは植物が蒸散作用によって周辺の温度を下げる効果を持っているからです。また、直射日光を遮り、室内の温度を下げてくれる効果も期待できます。寒冷地では、断熱性が高くなる役割を果たします。屋根一面に草を生やしておくと断熱材となり、寒さを防ぐことができるからです。植物で覆われていることで、屋根から熱が逃げていくのを防ぎ、部屋の中は快適な気温を保ちます。

建物の耐久性や遮音性に役立つ

屋上緑化は、建物の耐久性の向上にも役立ちます。コンクリートは直射日光を浴びるとひび割れが起きて劣化しやすくなりますが、植物で覆われていると直接日差しを浴びる心配がありません。屋上なら劣化を防ぐことで、雨漏りや屋内に雨水が流れてくるのを防ぐことができます。また、遮音性にも優れていて、騒音などが気になるマンションやオフィスビルの屋上での利用に最適です。植物には、幹や葉に音を反射したり拡散したりする働きがあり、さらにその一部を吸収します。これによって、騒音を和らげてくれるのです。

緑は心を和らげることができる

屋上緑化は、建物に関する物理的な効果だけではなく、人の心を癒す心理的な効果も発揮します。屋上が緑で囲まれていると、見ているだけで心が和み、リラックス効果につながります。天気の良い日には屋上で青空の下、緑に囲まれながら休息すると、ストレス解消に役立つでしょう。

屋上緑化は、都会のビルの上などに植物などで緑化し、癒しやヒートアイランドを防ぐ効果があります。建築緑化コーディネーターと言う資格が生まれるほど注目を浴びています。